2001年1月5日、ルイジアナ州ガイスマーの化学工場からの大気汚染

概要

この事件は工場での停電のために装置への空気供給が停止したために起こりました。装置への空気の供給停止のために制御弁は故障時(停電)の位置で止まり、停電のため塩素コンプレッサーを駆動するモーターが停止し、工場の計器、制御システムも電源を失いました。

この事故のため大気への放出が2件発生しました。1)工場北部のペルクロロエチレン製造施設での塩化水素(HCl)の放出。2)工場南部の塩素製造施設での塩素ガス(Cl2)の放出。放出場所はこの地図に示します (図1).

EnviroCompの役割

当社は工場を代表する弁護士の依頼を受けました。当社の業務は事故の再現、HClとCl2の放出特性評価(強度と機関など)、放出にかかわる主な気象学的パラメーターの計算、ALOHAモデルを使用しての濃度の影響のシミュレーション、結果の可視化でした。当社ではまた原告側専門家の提出物の検証と批評も行いました。

下の図2に当社のCl2シミュレーションモデリング結果を示します。当社のシミュレーションによると、この2つの放出の起こした地上レベルでの濃度は、工場敷地の壁の外では、確立した懸念レベル(ERPG)のはるか下であることが明確に分かります。

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図1 図2