カリフォルニア州フレズノ カウンティーでの衝突事故と視界の問題

概要

2004年10月16日、フレズノ カウンティー、ブライアン アベニューの100フィート東側、カリフォルニア アベニューで衝突事故が起こりました。この衝突時にはアーモンド収穫の農業機器がたてた大きなほこりの雲が道路を覆っていました。この衝突事故にかかわった車両からの視界はこのほこりの雲で悪くなっていました。衝突時にはアーモンド収穫機器が2台(発生源1と発生源2)が運転中でした。

EnviroCompの役割

当社はアーモンド収穫機器メーカー2社のうちの1社の弁護団に依頼を受け、事故の起こった仕組みを解析し、事故時の気象学的状況を理解し、2つのアーモンド収穫作業からのほこりのプルームのシミュレーションを行うように要請されました。

当社の技術的作業は現地視察、写真の収集、アーモンド収穫機器の特性に関する文献検証(発生したほこりの量を計算するため)、ほこりの分散モデリング、結果の可視化でした。当地域と事故の場所を下の図1に示します。

当社の最初の業務は2つの発生源の起こしたほこりの濃度のシミュレーションをすることでした。図2は、発生源1の濃度への影響、図3は発生源2の濃度への影響を示します。発生源2からのプルームは、濃度はずっと低いものの、水平方向により広い範囲に影響を及ぼしていることに注意してください。

ドライバーへのプルームの実際の視覚的影響を可視化するため、当社ではほこりのプルームの光学的計算を実施しました。ドライバーの視界の良い場合の写真 (図4) に始まり、当社では画像の各ピクセルに対する見る人からの距離を計算しました。次いで各ピクセルでのほこりの濃度の積分を使用して、ほこりの雲の消滅配列、ほこりの雲の透過率、ターゲットとターゲット上方の空からの放射輝度、コントラストを得ることが出来ました。この視界のモデリングの結果は図4(ほこりの無い場合)、図5(発生源1の影響がある場合)と図6(発生源2の影響)に示します。この結果、あらゆる実際的な目的において、発生源1のみが視界に影響を与えていたことを結論付け、視覚的に実証することが出来ました。

画像

図1 図2 図3 図4
図5 図6